心理学用語

親近効果(しんきんこうか)とは、ある物事について多くの情報を得たとき、最後に得た情報によって判断が左右されやすくなるという効果です。 特に、その物事や人物に対し、関心が高いほど最後の情報が印象に強く影響します。

親近効果は、1976年にアメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソンによって提唱されました。アンダーソンは、模擬裁判形式の実験で、弁護側・検事側それぞれの証言を順序のパターンを変えて行い、陪審員(被験者)の判断に違いがあるかを調べました。その結果、陪審員は、最初に提示された証言よりも、最後に提示された証言に強く影響されることがわかりました。

親近効果は、マーケティングにおいても広く活用されています。たとえば、商品の広告においては、最後に商品のメリットを訴求することで、消費者の購買意欲を高めることができます。また、営業においては、最後に顧客のニーズを明確にすることで、顧客から受注を獲得しやすくなります。

親近効果は、人間の認知の仕組みに基づくものです。人間は、多くの情報を一度に処理することができません。そのため、最初に得た情報や、最後に得た情報に強く影響されやすいのです。また、人間は、関心が高いものほど、それに関連する情報に注意を払いやすく、その情報の影響を受けやすくなります。

親近効果を理解することで、私たちは、より効果的にコミュニケーションをとったり、マーケティング活動をしたりすることができます。

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