心理学用語

リボーの法則とは、記憶は新しいものから失われ、古い記憶は比較的安定しているという法則です。1882年にフランスの心理学者であるテオドール・リボーによって提唱されました。

リボーの法則は、記憶の保存期間によって分類することができます。最近の出来事や複雑な記憶は、短期記憶に保存されます。短期記憶は、数分間しか保持できません。一方、昔の出来事や単純な記憶は、長期記憶に保存されます。長期記憶は、一生涯保持することができます。

リボーの法則は、脳の構造と密接に関係しています。脳の海馬は、短期記憶を長期記憶に転送する役割を担っています。海馬は、新しい記憶を形成するときに活発に活動しますが、時間が経つにつれて活動が低下します。そのため、短期記憶は徐々に忘れ去られていきます。

リボーの法則は、記憶障害の原因のひとつにもなっています。アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患では、海馬が損傷を受けるため、記憶障害が起こります。

リボーの法則は、記憶を良くするためにも役立ちます。新しい記憶を形成するときは、繰り返し思い出すことが大切です。思い出すたびに、海馬が活性化され、記憶が定着しやすくなります。また、記憶を多角的に捉えることも効果的です。たとえば、新しい単語を覚えるときは、その単語の意味や例文を覚えると、より効果的に記憶することができます。

リボーの法則は、記憶の基礎を理解するための重要な法則です。この法則を理解することで、記憶を良くするための効果的な方法を学ぶことができます。

参考URL:


Copyright(C) 2012 心理学用語辞典 - 心の言葉を知るブログ All Rights Reserved.