心理学用語

動機付け理論とは、人間の行動を促進させる要因を研究する理論です。動機付け理論には、大きく分けて2つの種類があります。1つは、人間の行動を促進させる要因を特定する「内容理論」です。もう1つは、人間の行動がどのように起こるのかを説明する「過程理論」です。

内容理論の代表的な理論には、マズローの欲求階層説、マクレランドの3つの欲求理論、アジリスのERG理論などがあります。マズローの欲求階層説は、人間の欲求を生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求の5段階に分類しています。マクレランドの3つの欲求理論は、人間の欲求を達成欲求、権力欲求、親和欲求の3つに分類しています。アジリスのERG理論は、人間の欲求を存在欲求、関係欲求、成長欲求の3つに分類しています。

過程理論の代表的な理論には、期待理論、価値理論、帰属理論などがあります。期待理論は、人間は、自分の行動が目標達成につながると期待した場合にのみ、行動を起こすという理論です。価値理論は、人間は、目標達成につながる行動を起こしますが、その行動が自分の価値観に合致している場合にのみ、動機づけされるという理論です。帰属理論は、人間は、自分の行動の結果を、自分の能力や努力、環境などの要因に帰属させ、その結果に基づいて、今後の行動を決定するという理論です。

動機付け理論は、企業の経営や教育、スポーツなど、さまざまな分野で活用されています。企業では、従業員のモチベーションを高めるために、動機付け理論に基づいた施策を講じています。教育現場では、生徒の学習意欲を高めるために、動機付け理論に基づいた指導を行っています。スポーツでは、アスリートのパフォーマンスを向上させるために、動機付け理論に基づいたトレーニングを行っています。

動機付け理論は、人間の行動を理解するための重要なツールです。動機付け理論を理解することで、私たちは、自分自身や他人の行動をより効果的に促進させることができます。

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